興味があると話をしていたら
読書家のお客さまが貸してくださいました。
ありがとうございます。
読み終わったあとじんわりと胸が熱くなる素敵な本でした。
活字がニガテな私でもスイスイ読み進んでしまうくらい引き込まれます。
辞書編纂に携わる人たちのお話なんですが、
自分ではそこに興味を持つことってなかなかないなーと思うし
あまりにも当たり前に辞書というものってあるので
勝手に自然に生まれてきたもののように感じていました。
いえ、実際にはなにも感じてもいなかったかも。
でもそうかー考えてみれば、人が作っているものなんですよね。
そして万人の「?」に答えられるように、全角度から対象物を見つめなくてはいけない。
さまざまな資料を照らし合わせて、誰もが納得できるような答えを導き
そこには矛盾があってもいけない、主観をはさんでもいけない。。。
考えただけでも頭がおかしくなりそうです。
まるで神様のマニュアルのようだと思いました。
でも、普遍ではない、日々更新し続けなくてはいけない。
すごいしごとですね。
それに携わる魅力的なキャラクターたちが
淡々と、でも静かで激しい情熱に突き動かされて
ひとつの辞書を完成させるお話です。
個々のキャラクターが本当に愛らしくて
ずーっとその世界に浸りたくなりました。
松田龍平ファンですが、まだ映画をみていないので
観たいようなこわいような、でもやっぱり観たいです^^